私達は物事を素直に捉えずゆがんで受けとめることがあります。
あなたは、このような認知のゆがみ、考え方の癖を持っていませんか?
一緒にチェックしてみましょう。
①二分法的思考
物事を極端に、白か黒か、全か無かのどちらかに分けて考える。
例:(実際は数時間眠っているのに)今日は一睡もできなかった。
②過度の一般化
ひとつの出来事を過度に一般化して考える。
例:彼氏とケンカをして別れる。男は人の心がわからない生き物なんだと決めつける。
③恣意的推論
証拠が不十分なまま思いついたことを信じ込む。結論の飛躍。
例:あの人は私に挨拶しなかった。私のことを嫌っているに違いない。
④選択的抽象化
特定の情報のみに注目して、全体の状況把握を失ってしまう。
例:試験に落ちてしまった。どうせどこを受けても私は不合格に違いない。
⑤過大視と過少視
気になっていることばかりを重要視してそれ以外を矮小化する。
例:自分にはあり余るほど短所がある。でも長所はひとつもない。
⑥感情的決めつけ
自分の感情状態から現実を判断する。
例:あの人が嫌いだ。これだけあの人に腹が立つのは、あの人が腐っていることの証明だ。
⑦自己関連づけ
あらゆることが自分に関係していると考える。
例:今日は夫の機嫌が悪い様子。私が何か悪いんじゃないかしら。
⑧マイナス化思考
良いことがあっても悪いことにすり替えて受けとめる。
例:私を好きだなんて、あなたはよっぽど人を見る目がないのね。
⑨レッテル貼り
極端な一般化。ラベルを貼ってイメージを固定化・矮小化する。
例:私は試合に出番がなかった。私はどうせ下手くそで役立たずなんだ。
⑩すべき思考
「〜すべきだ」「〜しなければならない」と考える傾向。
例:約束の時間に遅れるなんて信じられない。約束は守るべきだ。
これはベック(Beck.A.T,1963)が創案された心理療法で、認知療法といいます。
当てはまるものはありましたか?